どんな成分がいいの？美白成分の比較

美白成分とは、肌を白くする漂白的なものではなく、黒ずみやシミの元になるメラニンを抑えてシミ・そばかすを防ぐ成分のことです。黒ずみ対策なら、配合されている「美白有効成分」に注目♪有用成分配合も魅力だけど、刺激も抑えているから信用して継続でき、嬉しい結果が。

厚生労働省が認可する「美白に関する有効成分」って？

• 二十数種類だけが認可。配合量も厳しく管理。
• 「予防」（メラニンの生成を抑え、シミやソバカスを防ぐ）が目的。
• 医薬部外品の分類になる。

1. メラニンを作らせない
2. すでに黒くなったメラニンを追い出す
3. 黒いメラニンを無色の状態に戻す

注目したい成分

• 水溶性プラセンタ動物の胎盤から抽出される成分です。ビタミン(特にビタミンＢ群)、ミネラル、アミノ酸、核酸、話題の各種の「成長因子」などが豊富に含まれています。低刺激でやさしい成分。メラニンが作られるのを抑える働きと、メラニンの排出を促進するダブルの働きで、黒ずみの原因を攻めます。プラセンタがターンオーバーを活性化し、メラニンを多く含んだ角質が排出されていくことで、徐々に本来の肌の色を取り戻すことが期待できます。

• グリチルリチン酸ジカリウム（グリチルリチン酸2K）漢方の原料として古くから使用されている甘草の根に含まれる成分で、炎症を抑える働きやカミソリ負けを防ぐ・肌を健やかに保つなどの効果があり、ダメージや黒ずみから肌を守ってくれます。カンゾウエキスと表示されていることもあります。皮膚がダメージをうけ、炎症が起こると、メラニン色素が異常分泌することがあり、それが原因で黒ずみが進行することになります。しかし、炎症が抑えられると、肌への刺激やメラニン色素の異常分泌を防ぐことができ、黒くなりにくくなるようにサポートします。
  

• ビタミンC誘導体壊れやすいビタミンCを安定させ、角質層への浸透が良くなるようにしたものがビタミンC誘導体です。美白に効果があります。ビタミンC誘導体にはメラニンの生成を抑える作用があります。予防として使いましょう。

• アルブチンコケモモや梨に含まれている成分です。アルブチンは、肌に浸透するとハイドロキノンとなります。メラニン色素の生成を抑えます。ただし、できた黒ずみを薄くする効果ではなく、予防のために使いたい成分です。

• エラグ酸エラグ酸はイチゴから発見された成分で、ほかにラズベリーやクルミなどにも含まれています。ポリフェノールが主な成分となっています。メラニン色素の生成を抑える働きをもちます。これからできる黒ずみに効果があるので、予防として使うのが良いでしょう。

• コウジ酸麹を扱う人たちの手が白く美しいことから発見されました。メラニン色素生成を抑えます。サプリメントなどもあります。これからできる黒ずみに効果があるので、予防として使います。

まとめ

• お肌は敏感でとっても繊細。医薬部外品で低刺激のものを選びましょう。
• 美白効果のある化粧品は、肌に刺激が強く乾燥肌や敏感肌の人には負担となってしまうこともあります。高い保湿力を持つ成分が一緒に含まれているものをチョイスしましょう。
• メラニンを作らないだけでなくメラニン排出を助ける成分が入っているものが改善には有効！

このような比較をしてみると、各成分の働きがよくわかります。プラセンタやグリチルリチン酸ジカリウムはメラニンの排出を助けたり、メラニンの発生を抑えるのを助けますが、それ以外の成分は予防目的がメインとなりそうです。そうなると、プラセンタとグリチルリチン酸ジカリウムが配合されているものが、脇の黒ずみケアクリームとしてベストな選択といえそうです。